こんにちは!宇佐市の歯医者、たきがみ歯科クリニックの、歯科医師の瀧上洋平です。
舌の表面には舌乳頭という組織が点在しています。ベーッと舌を出した時、ポツポツと見える突起が舌乳頭です。味物質は唾液に溶けてまずここにたどり着きます。
舌乳頭の中には味蕾という器官があります。花のつぼみのような形をしている味蕾は、数十個の味細胞が集まってできています。
味細胞の中には味物質を受け取る受容体があり、この受容体から味物質の情報が味覚神経を通じて脳に伝えられ、食べものの味が認識されます。味物質ごとに受け取る受容体は決まっていて、例えば甘みの味物質の受容体がうまみの味物質を受け取ることはできません。
舌の表面に点在する舌乳頭。その中にある味蕾の、そのまた中にある受容体が味を感じるセンサーです。