こんにちは！宇佐市の歯医者、たきがみ歯科クリニックの、歯科医師の瀧上洋平です。今回は口の中の粘膜の病気についてです。

再発性アフタは直径数ミリの円形の浅い潰瘍で、食べ物や歯ブラシがちょっと触れただけでもズキッとした強い痛みを覚えます。アフタは何もしなくても1〜2週間で治ります。再発を繰り返す場合に再発性アフタといいます。原因は不明です。

ウイルス性口内炎はウイルスの感染により口内炎ができます。単純性ヘルペスウイルスによる初期感染で口腔粘膜には多数の口内炎ができます。手足や口の粘膜に水疱性の発疹が出ます。

口腔扁平苔癬は皮膚や粘膜にできる角化性で炎症を伴う難治性の病変です。口腔では頬粘膜に多く認められますが、舌や口唇にも生じます。白い粘膜の角化がレース状に見られ、周囲に発赤を伴うのが特徴です。

白板症は口腔粘膜、特に頬粘膜や舌、時には歯肉に見られる白い病変で、擦っても剥離しないものを言います。白板症は比較的頻度も高く、特に舌にできたものは悪性化する可能性が高いため前癌病変の代表的な物とされています。

口腔カンジダ症は主にカンジダアルビカンスと言う真菌によっておこる口腔感染症です。身体衰弱などによって免疫が低下している状態などにより発症します。

自己免疫性水疱症自分の皮膚や表皮あるいは粘膜の上皮にある成分を攻撃する抗体が体内で作られてしまい、その結果、細胞がバラバラに離れて皮膚や粘膜に水疱を生じる病気です。