こんにちは!宇佐市の歯医者、たきがみ歯科クリニックの、歯科医師の瀧上洋平です。
今回は歯の漂白についてです。歯の漂白という言葉に聞き馴染みのない方も多いと思います。歯の漂白は専門用語でウォーキングブリーチ法ともいいます。
神経を取った所や、強く歯をぶつけた所が時間がたつにつれ、周りの歯と比べて茶色くなる事があります。神経の死んだ歯が変色する理由として考えられる事は、神経を取った時の歯髄の取り残し、外傷などによる歯髄内の出血・溶血、歯髄壊死などによって生じた鉄ヘモグロビンが硫化し黒褐色物が生成され、変色することなどが考えられます。
歯の変色に対する治療としては、漂白法と被せ物による修復があります。漂白法は歯を削らず本来の歯の形で保存が可能なため、健全な歯質が多く残っている場合に有力な治療法の一つです。